【開催報告】元プロサッカー選手・山田大記さんと学ぶ「ドーピング妖怪のお薬教室」を島田市で開催しました

2026年8月18日、島田市のプラザおおるりにて、小学生を対象とした「カードゲームで学ぶ ドーピング妖怪のお薬教室」を開催しました。

今回は、静岡県立大学薬学部と合同会社みどりや薬局が連携して実施。さらに、元プロサッカー選手の山田大記さんにも参加いただき、地域の子どもたちと一緒に薬や健康、スポーツの価値について楽しく学ぶ機会となりました。

お薬実験から「薬を正しく使う理由」を学ぶ

まずは、子どもたち自身が参加するお薬実験からスタートしました。

薬は私たちの健康を支えてくれる大切なものですが、正しく使うことが重要です。

実験では、目の前で起こる変化を観察しながら、薬の性質や正しい使い方について考えてもらいました。一方的に知識を伝えるのではなく、実際に見て、触れて、「なぜだろう?」と考えることを大切にしています。

山田大記さんにも子どもたちと一緒に実験に参加していただき、会場全体で楽しみながら学ぶ時間となりました。

ドーピング妖怪とアスリートの経験から「自分と仲間を守る」ことを考える

続いて、「ドーピング妖怪」のキャラクターを活用して、薬との付き合い方やアンチドーピングについてお話ししました。

薬を正しく使うことはもちろん、サプリメントやオーバードーズなど、子どもたちを取り巻くさまざまな健康課題にも触れながら、自分の心と身体を守るために、確認し、考え、必要なときには周囲の大人や専門家に相談することの大切さを伝えました。

そして今回は、山田大記さんからも、自身の現役時代の経験をもとに、子どもたちへたくさんのメッセージをいただきました。

自分の心と身体を大切にすること。そして、自分だけではなく、一緒にスポーツをする仲間のことも大切にすること。

実際にトップレベルの競技環境を経験してきたアスリートの言葉だからこそ、子どもたちにとってスポーツの価値をより身近に感じられる時間になりました。

スポーツをすることは、単に身体を鍛えたり、競技が上手になったりするだけではありません。

フェアプレー、ルールを守ること、自分や仲間を大切にすることなど、スポーツには心と身体を守り、成長させるさまざまな価値があります。

こうしたスポーツの価値を、薬や健康について考えることにもつなげていくことが、今回のお薬教室の大きなテーマです。

山田大記さんも一緒に「ドーピングガーディアン」を体験

後半は、カードゲーム「ドーピングガーディアン」を参加者みんなで体験しました。

子どもたちだけでなく、山田大記さん、薬学生、高校生スタッフも一緒にテーブルを囲み、ゲームを楽しみました。

ドーピングガーディアンでは、ゲームの中でさまざまな薬や健康に関する場面に遭遇します。

どうすれば自分の身体を守れるのか。
どんなときに確認が必要なのか。
困ったときには誰に相談すればよいのか。

ゲームだからこそ失敗も含めて楽しみながら体験し、その中からアンチドーピングや医薬品適正使用につながる考え方を学んでいきます。

山田大記さんも子どもたちと同じ目線でゲームに参加してくださり、子どもたちとアスリートが一緒になって考え、笑い、楽しむ時間となりました。

島田高校の生徒15名もボランティアスタッフとして参加

今回のもう一つの特徴が、さまざまな立場の人たちが一緒に子どもたちの学びを支えたことです。

静岡県立大学薬学部の先生方や薬学生に加え、今回は島田高校の1年生から3年生まで、計15名の高校生がボランティアスタッフとして参加してくれました。

高校生の皆さんには、子どもたちへの声掛けや実験・ゲームのサポート、会場運営など、さまざまな場面で協力していただきました。

大学、地域の薬局、アスリート、そして地元の高校生。

それぞれが役割を持ちながら一つの教育プログラムをつくり、地域の子どもたちに学びの場を届けることができました。

地域連携としても、薬学教育としても、さらに高校生にとっての地域での学びという意味でも、新しい形の取り組みになったのではないかと考えています。

スポーツ×薬学×地域の可能性を広げていく

私たちが目指しているのは、アンチドーピングの知識を伝えることだけではありません。

スポーツが持つ「フェアプレー」「自分の心と身体を守る」「仲間を大切にする」といった価値を、医薬品適正使用や健康教育へとつなげていくことです。

今回、薬剤師や大学教員が専門的な知識を伝えるだけでなく、山田大記さんが自身のアスリートとしての経験からその価値を語り、大学生や高校生が子どもたちの体験を支えることで、これまでとは少し違った学びの場をつくることができました。

スポーツの価値を活用しながら、薬学や健康教育をもっと身近に。

そして、大学、地域薬局、アスリート、高校生など、地域にあるさまざまな力をつなぎながら、子どもたちの健康と学びを支えていく。

今回の実践を一つのモデルとして、これからも「スポーツ×薬学×地域」の可能性を広げていきたいと思います。

ご参加いただいた子どもたち、保護者の皆様、山田大記さん、静岡県立大学薬学部の先生方・薬学生の皆さん、そしてボランティアとして参加してくれた島田高校の皆さん、本当にありがとうございました。

講演・研修・体験会のご依頼について

みどりや薬局では、薬剤師会、スポーツ団体、教育機関、行政機関、企業研修などを対象に、講演・研修・体験型イベントのご依頼を随時受け付けています。

アンチ・ドーピング講座、スポーツファーマシスト活動に関する講演、ドーピングガーディアン体験会、子ども向けのお薬教室、スポーツの価値を活かした医薬品適正使用教育など、目的や対象に合わせて内容を調整いたします。

「地域で薬剤師の職能を活かしたい」
「スポーツチーム向けにアンチ・ドーピング研修を実施したい」
「子どもたちに薬の正しい使い方を楽しく伝えたい」
「ドーピングガーディアンを体験してみたい」

といったご相談がありましたら、お気軽にお問い合わせください。

講演、執筆、研修、イベント企画など、内容に応じて対応いたします。

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