2025年1月23日、静岡市にある静岡医療専門学校にて「スポーツと薬 アンチドーピング概論」というテーマで講義を行いました。今回の講義では、合同会社みどりや薬局の代表社員であり、JADA公認スポーツファーマシストである私、清水雅之が登壇しました。

講義の概要
今回の講義の目的は、アンチドーピングの基本的な考え方を学び、スポーツや医療の現場で薬学的な視点を活用しながらアンチドーピングを広めていくことを目指すものでした。特に、アスリートの健康を守るために、薬物の適正使用やドーピング防止の重要性について詳しくお話ししました。
主な講義内容
- スポーツファーマシストとは? スポーツファーマシストの役割や重要性について解説し、アスリートや競技団体、チーム向けに提供される支援活動を紹介しました。
- ドーピング行為の影響 ドーピングがアスリートの心身やスポーツ全体に与える悪影響について具体例を交えながら説明しました。また、「クリーンスポーツに参加する権利」を守るために何が必要かをディスカッションしました。
- 「うっかりドーピング」を防ぐために 風邪薬やサプリメントなどに含まれる禁止物質に注意する方法や、事前確認の重要性を具体的な事例と共に紹介しました。
- 薬学的視点とスポーツ アスリートのパフォーマンスを高めながら健康を守るために、薬の正しい使い方や適切な治療法についての知識を深めることを呼びかけました。
クイズ形式で学ぶ!禁止物質を含む一般用医薬品
講義の中盤では、「どの一般用医薬品に禁止物質が含まれているか」をテーマにしたクイズを行い、大変な盛り上がりを見せました。
「風邪薬や市販の痛み止めが競技で禁止されるケースがある」といった実例を元にクイズを進めたことで、受講生の関心を引きつけると同時に、正しい医薬品選択の重要性を楽しく学んでいただけました。
受講生の反応
講義終了後、多くの受講生から「普段何気なく使っている薬にも注意が必要だと初めて知った」「スポーツと薬の関係がこんなに深いとは思わなかった」といった感想をいただきました。クイズについても「楽しみながら学べた」という声が多数あり、アンチドーピング教育の効果的な一面を実感しました。
最後に
今回の講義を通じて、スポーツと薬学のつながりを再確認し、アンチドーピングの意識を高めることができました。今後もスポーツファーマシストとして、クリーンなスポーツ環境づくりと地域教育の推進に取り組んでいきます。
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